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2022-01-29

こんまりさんの本を読んで片づけた話

きれいに並んだ洋服

昨年の冬、こんまりさん(近藤麻理恵さん)の本を読んで、片づけ祭りを行った。

2010年に出版され、世界的大ベストセラーとなっている、こんまりさんの著書「人生がときめく片づけの魔法」

友人がこんまりさんの講演会に行ったとか、本を読んで片づけたとかいう話を聞くたびに、本屋さんで立ち読みをした。でも、当時の私にはなぜか印象に残らなかった。

タイムマシーンで立ち読みしている場面に戻って、「その本は絶対に買った方がいい!」と私を説得したいが、人にはふさわしいタイミングというものがある。

今やっと、そのタイミングが来たということなのだろう。

まずは、ときめかないモノを捨てる

たたんだ洋服を持つ女性

こんまりさんのメソッド通り、衣類→本類→書類→小物類→思い出品 の順番で、ときめくモノを残し、ときめかないモノを捨てていく。

すべての持ち物を触り、ときめくかどうかを確認する作業は、思ったよりエネルギーを使う。

1、2時間作業すると急に眠くなることもしばしば。エネルギー切れだ。そういうときは、昼寝を挟んで再び作業に戻った。

1番大変だったのは書類

散らばった書類

振り返ってみると、私の場合、衣類→本類→書類 が大きな山だった。

衣類は3分の2くらい手放して、本類はほとんど手放した。

特に書類は大変だ。知らないうちに随分とたまっていたし、個人情報をシュレッダーするのはとても根気のいる作業だった(うちのシュレッダーの細断枚数は2枚)。

書類を超えたらひと段落。小物類と思い出品は、思いのほかスムーズに進めていけた。

片づけ祭りで手放したモノの総量

本

片づけ祭りで手放したモノは、ゴミ袋 15袋、本 75冊、CD/DVD 30枚。

そんなにモノを持っていないと思っていたのに、ときめくかどうかの基準で仕分けたらこんなに手放すことになって驚きだ。

ゴミ捨て場に持って行くときには、「今までありがとう」という感謝や「あまり活用できなくてごめんなさい」という申し訳なさで、ちょっと感傷的になる。

本とCD/DVDについては、時代の変化をしみじみ感じた。

しばらくアナログ派だった私も、本は電子書籍版を買うし、音楽はサブスクで聴くようになった。

残したのは、電子書籍版がない本が10冊程度と、ジャケットがお気に入りのCDが数枚だ。

「捨てる」が終わったら

カッティングボードなど

モノを捨てるかどうかの基準はゆるめだったと思う。

「すごくときめくわけではないけど、今これがなくなると困る」というグレーゾーンのモノが結構あったからだ。

今はそういったモノを、よりときめくモノにバージョンアップしていく段階にいる。

「こういうのが欲しいな」と想像したり、雑貨屋さんでときめくモノを買ったりするのが楽しい。

ただ、本当にときめくかどうかを問いかけるようになったので、モノを買うのには慎重になっている。

片づけを通して得た気づき

花

こんまりさんのメソッドで片づけをしてみて、気づいたことはたくさんある。

  • 自分が変わると、ときめくモノも変わる
  • こんなにたくさんのモノに助けられて生きてきた
  • こんなにたくさんのモノを買うお金があった
  • モノが少ないと1つ1つを大切にできる

・・・などなど。

片づけを終えた今も、暮らしながら気づきがやってきている。

私にとって最も大きな気づき

雪の結晶

片づけをしていた2ヶ月間、「これはときめくかな?」と問いかけ続けて得た、最も大きな気づき。

それは、「妥協しないで1番を選ぶってこういう感じなんだ」という感覚だ。

ときめかないモノをたくさん持っていたということは、「とりあえずこれでいいや」という妥協がいかに多いかということ。

部屋で起きていることは人生でも起きていて、人生で自分がいかに妥協してきたかということに気づかされた。

1番を選ぶには、自分の本心に素直になって、1番欲しいものを自分に与える許可や勇気がいる。

片づけを通して、自然とその感覚が身についてきた気がする。

セルフイメージが低めで、受け取り下手な私には、身につける必要がある感覚だった。

おわりに

多分、このブログを読んでくださっている方のほとんどは、こんまりさんの本を読んで、片づけも終わらせていることでしょう。

でも、もし、私のようにまだ読んでいない方がいらしたら、ぜひ読んで、片づけをしてみてください。

きっと大きな気づきがあると思います。

それではまた!

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